HOME > 主な収蔵作品ご紹介 >エミール・ガレ「草花文花瓶」
主な収蔵作品ご紹介
工芸作品
エミール・ガレ (1846-1904 )
「草花文花瓶(そうかもんかびん)」


フランス、アールヌーボーのガラス工芸における最高の巨匠(きょしょう)。ガレは、フランスでも自然が美しいロレーヌ地方のナンシーで、生まれ育ちました。彼はその土壌の中で、可憐(かれん)な草花(くさばな)や可愛い昆虫たちへの愛を育みました。そして、それはパリを中心に流行して来た19世紀のジャポニズム(日本趣味(にほんしゅみ))へと傾倒(けいとう)、一体化し、彼は伝統的な日本美術の根底にある「自然の美と心」を作品の中に表現するようになり、「ガラスの詩(うた)」、「ものいう花瓶(かびん)」と賞賛を受けました。展示作品の「草花文花瓶」は澄んだ緑のガラスの上に、柔らかく、しなやかな薄紅色(うすべにいろ)の草花がデザインされていて、まるで美しい日本画の草花図を観ているようです。
草花文花瓶
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