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主な収蔵作品ご紹介
工芸作品
高鶴 元(こうづる げん)(1938- )
「黄上野釉花壺(きあがのゆうはなつぼ)」


昭和13年(1938)福岡県の上野焼(あがのやき)の窯元(かまもと)の長男に生まれました。佐賀県立有田(ありた)工業高校卒業後、400年からなる上野焼伝統(でんとう)の陶芸(とうげい)の道へと進みました。その後作者本人のさらなる高い志(こころざし)から彫刻(ちょうこく)や絵画(かいが)の知識にも目を向け、作陶(さくとう)場所を田川(たがわ)から久山(ひさやま)へと移り住み、ここで作った新風の作品は日展(にってん)に入選、西日本工芸展(にしにほんこうげいてん)で福岡県教育委員長賞を受賞しました。さらに上野や高取(たかとり)の古陶(ことう)の発掘調査(はっくつちょうさ)や歴史研究(れきしけんきゅう)を積み重ね、それを土台に九州の土(つち)と様々な釉薬(ゆうやく)を用いて剛毅(ごうき)さと温(あたた)かさを兼ね備えた新しい作品を次々と制作しました。昭和40年(1965)以降の作品は各種の展覧会で受賞を重ねました。現在は福岡とアメリカを拠点(きょてん)に新しい造形物(ぞうけいぶつ)の制作に余念がありません。
黄上野?花壺
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