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> 村上華岳「釈尊」
村上華岳(むらかみかがく)(1888〜1939)
「釈尊(しゃくそん)」
明治21年、大阪に生まれる。京都市立絵画専門学校(現、京都市立芸大)に入学、竹内栖鳳(たけうちせいほう)の指導を受ける。在学中より文展(ぶんてん)に出品、好成績を収めましたが、大正7年(1918)絵専(かいせん)の同窓であった土田麦僊(つちだばくせん)、榊原紫峰(さかきばらしほう)、小野竹喬(おのちっきょう)らと新しい日本画を目指す「国画創作協会(こくがそうさくきょうかい)」を結成、西洋の新しい感覚を取り入れた価値ある芸術運動を展開しました。解散後は画壇との接触を断ち、神戸で独自の宗教観に基づく精神性の高い作品を描きました。
金色の光をまとい、お姿を現された釈尊。切れ長の目からは人への深い愛と慈(いつく)しみが溢(あふ)れ、そして色香さえ漂うその表情の中に、華岳が宗教の中に求道者(ぐどうしゃ)として追い求めた芸術(祈り)の神髄(しんずい)があるのではないでしょうか。
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