「シヴァのナタラジヤ」(ヒンドゥ教) 昭和46年(1971)作
(展示中)
ヒマラヤ地方の活火山(かつかざん)の暗示(あんじ)から、この神が生れたとされます。山獄(さんごく)から起る激烈(げきれつ)な地震と暴風雨と洪水によって、シヴァの偉力(いりょく)が象徴(しょうちょう)されます。
シヴァの全(まった)き様相(ようそう)は、燃えさかる焔(ほのお)に包まれて回転する宇宙輪の中心に立って舞踏(ぶとう)する、ナタラジャ(舞踏王(ぶとうおう))にあります。彼の足下の小人は、シヴァを害しようとした悪魔(あくま)の姿です。