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主な収蔵作品ご紹介

日本画作品
鈴木其一(すずききいつ) (1765〜1858)「四季草花之図(しきそうかのず)」

「四季草花之図」左幅 「四季草花之図」右幅

江戸後期の琳派(りんぱ)の巨匠、鈴木其一は寛政(かんせい)8年、江戸の染屋(そめや)の家に生まれた。子供の頃から絵が巧みで、18歳で江戸琳派の大家、酒井包一(さかいほういつ)に師事(しじ)しました。其一は師の画風を忠実に受け継ぎ、時には師の代筆を行ったのでは?という説もあるほどです。しかし包一の没後は、独自の想像力を発揮し、従来の琳派をより近代的な芸術へと昇華(しょうか)させて行きました。
展示作品は、その50代以降の作と見られ「菁々其一(せいせいきいつ)」の号(ごう)が入っています。川の流れや蔓草(つるくさ)の流麗な線、四季とりどりの草花の自然な構図は、江戸後期の琳派の香りを高く、美しく奏でています。

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